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ひろしま自然保育認証申請にチャレンジ!

代表ちほっちです。

10月10日に湯崎県知事によって発表された
ひろしま自然保育認証制度

◆広島県ホームページ/ひろしま自然保育認証制度を創設します

16日の中国新聞朝刊にも載ったので
ご存知の方もいらっしゃるかと思います。


第一次申請が今月末までということで
まめとっこも申請準備をしているのですが、
想像以上に大わらわしています。


この制度には
私自身も森のようちえん実践者の立場から
創設に向けての検討委員として携わり、
認証基準や概念などなどについて
様々な意見を出してきて、
意見が反映された部分もあるのですが…。

制度を創る検討委員として
自然保育の質を担保しようと頑張った部分と、
一母親として子育てをしながら
何もないところからコツコツ一歩ずつ
仲間集めや枠組みづくり、中身づくりをやってきて
今もまだその途中にある現状とが、
激しくぶつかり合っています!😂


「これだけはやっとかないと!」と
頭で考えられる部分と、
「まだここまでしかできてない」部分と。

つまり、理想に追いつけてない現状。
なんですね。



イコール、団体としてののびしろ。



申請期間の短さと
「まだない」部分との兼ね合いで
認証申請を諦めようか…という考えが
頭をよぎったりもしましたが、
でもやっぱりこの制度ができるのを
行政から森のようちえんが認められる日を
長く心待ちにしてきた私や仲間たちなので、
何もしないで申請を取りやめることはできない!

「お母さんがつくった森のようちえんでも
ここまでできて、認証だってもらえる!」


ということを証明したい想いもあるのです。


だって、ひとすじに深い想いを持って、
ずっと行動してきたんだもの。

ただただ行政が動くのを待ってたんじゃなくて、
行政の窓口に行ったりもした。
お金がほしいからというよりも
私たちの存在や活動を認知してほしい思いから
行政(市や区)の助成金に応募したりもした。

小さな子どもを育てている当事者の私たちが
子育て支援の活動もしたり。

自分たちだけよければいいじゃなくて、
講師を招いてオープンな勉強会を開催したり
他の森のようちえんと情報交換したり。

もちろん、
日々の活動や組織づくりを磨きながら。



実際のところね。
私たちの団体だけじゃなくて
森のようちえんそのものを育てるためには、
外に出ていくことが大事なんです。

そして、外に出ていくことは、
自分たちの団体を育てることにもなる。


ごくごく初期の頃から私は外に出続けていて、
その分歴代のお母さんたちやスタッフたちも
頑張ってくれて、
今のまめとっこができてきたから…

今までの歩みや、これまで関わってくれて
まめとっこを一緒に育ててくれた人たちのことを
心から誇りに思っているから、

だから申請に挑みたいのです。
私たち自身ののびしろに。



お母さんがつくった森のようちえんにしては
早いうちからいろんなことを明文化してきたから
様々な書類が揃っている方だと思うんだけど、
あとちょっと、あとちょっとの頑張りです。


うれしいのは、私の手では足りないところを
他のみんなが手を挙げて分担してくれてること。
外に出ていく代表を、
その役割を理解し内から支えてくれて
ともに歩んでくれる存在があること。

でね、みんなまめとっこに出会う前や
お母さんになる前までやってきた
経歴や経験や人とのつながりを活かして、
専門分野で力を発揮しようとしてくれてるのが
本当にうれしい!


すごい力ですよ。
お母さんって、社会から見たら端っこの方に
追いやられている感があるけど、
ほんとはそれぞれ専門分野を持ってるから
お母さんがたくさん集まると
いろんなことができるんですよ。


締め切りまで短い時間だけど、やりますよ!!


お母さんがつくった森のようちえん、
ますますパワーアップしていきまーす!!!




【以下、追記】

と・は・い・え…

行政に認められるためにやってきたわけじゃないし、
書類や体制が行政的な認証基準を
満たしてないからといって
森のようちえんとしてダメなのではなく。

日本の森のようちえんはそもそも
行政ありき、制度ありきじゃなくて、
それを創った人々の熱い想いと
そこを選ぶ親たちの深い願いとで
綿々と続き独自に発展してきたものだから。


だからこそ、
当事者自身も、
新しく森のようちえんに触れる人も、
行政も、
その歩みをないがしろにしないでほしい。

制度に組み込まれないからといって、
その森のようちえんの価値がないとか
下がるとかではないことを
しっかり認識していなきゃいけない。

のでもあります。



認証制度ができる!できた!
ということに注目すると、
どうしてもそれに振り回されてしまう。

行政による認証制度がようやくできたから
その制度に乗りたい!乗らないといけない!
と焦ってしまうけど、
認証制度で定められた有り様は
行政の思惑(枠組み、文脈)であり、
実践者やそれを選ぶ親たちの文脈とは違うから。

広島の場合、
自然保育=森のようちえん ではないですしね。


今、森のようちえん実践者と行政が
二人三脚の歩みを始めている岐阜県などは、
もしかすると実践者やそれを選ぶ親たちの文脈
しっかりとすくいあげられて
それが行政の思惑(枠組み、文脈)としての
制度に絶妙に組み込まれていくのかもしれない。

そうであるのが理想的だなぁと思います。


広島の認証制度づくりは、
実践者の活発な動きや効果を
行政がどうにも無視できなくなって
「一緒にそれやっていきましょう!
 発展させていきましょう!」
と始まったのではないから、
行政の思惑(枠組み、文脈)
とても強いものになっていて、
私自身も制度創設に携わっていながらも
複雑な気持ちがなかなか拭えない。

そんな状況もあります。



担当の方たちには
尊重の気持ちがあると信じたいし、
私が想像するより深く理解してもらっていると
信じたいのだけれど、

「制度」が走り出して
森のようちえんが
「認証される/されない」で二分され始めると、
どうしても
●認証される=いい
●認証されない=ダメ
みたいな印象がついていってしまいそうで、
何だか怖いのです。

だって、長年自分の足で歩んできた
実践者の私たち自身も、
つい振り回されそうになるから。
(既に振り回されてるかも…)



行政の思惑(枠組み、文脈)を満たしていることと
実践者やそれを選ぶ親たちの文脈別物

どっちがいい悪いでもなく、
どちらもそれぞれの正しさで優しさでもある。
善悪でも優劣でもない。


そのことを、
実践者の私たち自身も
行政も
この制度を取り巻く人々も
きちんと認識していく必要がある、
とも感じています。



あともう少し、
11月3~5日は待ちに待った
森のようちえん全国交流フォーラム!!!

広島県の担当の方たちと一緒に
参加できるのがとてもうれしいしありがたいな。

実践者やそれを選ぶ親たちの文脈
行政の方にも感じてもらえるといいなぁと
思っています。



(文:代表ちほっち)



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by mametokko | 2017-10-22 08:05 | 代表ちほっち通信 | Trackback | Comments(0)

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