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失敗できる贅沢



今年度初の野外料理です。
いつもよりフワフワとしてますっ!!
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3学年が揃い人数も増えたので飯ごうも3つ!
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水加減はどうか・・・。各々考えたり、友達に聞いてみたりしながら最後には自分で「これでいい!」と自信を持って決めていました。
その間に火付け隊は確実に着火!新米のつぼみさんたちに火を扱う体勢を伝承するたくましい背中を見ました。
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おいしく食べて、ひと遊びしてから帰りの会。ロウソクにマッチで火をつけて帰りの挨拶をします。今日の当番はマッチが苦手なRN。でも私は朝の会のあとに聞いていたのです!おもむろに私に近づくと「マッチ、昨日練習したからさっ!」とRN。事情を知る大人たちがドキドキしながら見守る中、揺るぎない自信を持ってロウソクに火をつけたRN。挨拶のあとの晴れやかな顔がステキでした。

毎回、当番に入ると考えさせられることが沢山あります。些細なことをきっかけに、帰りの車の中、お風呂の中、お布団中に持ち帰る宿題。
今日は食器洗いの用のスポンジを泥遊びに使ったという出来事がきっかけでした。
最初は水道の水を含ませて土の上で絞るという行為でした。その水道水がやがて雨水になり、泥水になり・・・。
普通の幼稚園なら、最初の段階で「だめよ!これは食器を洗うためのものでおもちゃじゃないよ」となるのかもしれない。
でも私は子どもに自分で気づいてほしいと思っているから、泥水の段階になってもグっとこらえて見ていました。
まだきれいなスポンジが2つ残っているのも知っていたから、いざとなったらそれが使えると考えて。
でも最後のスポンジも瞬く間に泥水の中へ入れられてもう予備はない。さーどうする?
子どもたちの遊びを止めてこのまま遊び続けたらどうなるかを言葉で伝えて考えさせるか、それともいざ自分たちの食器を洗う段になってスポンジが汚くて困るという経験をさせるべきか・・・。

悩んだ末に当番リーダーに相談し、今回は言葉で伝えて子どもたちに理解してもらう方法をとった。
事柄事態は些細なことかもしれませんが、私的には、さじ加減の難しさを改めて感じた一幕でした。


経験して学ぶ。練習してできるようになったという成功体験。RNが見せてくれたのはまさにそれ。
一方で失敗して学ぶことも大切にしたいと思う。大人になるとなかなかできないことだから。
まめとっこには「失敗できる贅沢」がある。子どもたちの失敗を見守ってくれる大人がいる。そして大人の私の失敗を成長への一歩と認めてくれる仲間もいるのです。


(文、写真:えみ )



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by mametokko | 2017-04-27 23:00 | *そらまめ(ようちえん)日誌 | Trackback | Comments(0)

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